ワンオペ主婦のカンタンおうちワーク

ワンオペ主婦のカンタンおうちワーク

ネット初心者が効率よくビジネスの本質を正しい方法で学ぶためのブログ♪

まっちゃが小説家デビュー（！？）全く収益化できないごく一般的なノウハウコレクターの男性をペルソナにして稼げるようになるまでを描いてみた。


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真昼間、もう半袖で過ごせるようになった。

最高気温は30度超えるって言ってたかな。


袖の長いワイシャツではもう汗が湧き出る。

知識共有街の「Brain通り」を歩いている時
ある看板が目に留まりふと立ち止まる。



『当てはめるだけの脳死テンプレート！』



これこそ求めていた商品！

ただ、無駄金は使えない。
最近も何とかフォーミュラを買って妻に叱られたばかりだ。

商品名？内容？もう忘れた。

でも脳汁がドバドバと湧き出る。
今回は絶対にやべえ…！


本能に促されるまま財布に手が伸びる。
クレジットカードに触れた瞬間、
自分を叱っている妻の顔がフラッシュバックする。

「でもこれこそが俺の求めていた正解なんだ！
これさえあれば俺は稼げるんだ…！」


「それに稼げば家族に贅沢をさせたり
独立なんてできれば家族サービスも」



「家族のためでもある」なんて言い訳しながら
気づいた頃には決済が完了していた。


俺は念願の脳死テンプレートを手に入れた。
「これが最後だ。これさえあれば…」

 


そんな熱い想いも数時間で冷める。

いや、正直買って中身を見た瞬間
冷めていたのかもしれない。


ドライアイスにでも触れたのだろうか。
冷めるのは一瞬だった。


熱い決意もこれで人生が変わるという
確信も1ミリも残らず消えていた。


中を見るとなんか気に食わない商品で、
人生なんて大きなものは何も変わらなくて、
またBrain通りを歩いていた。




このBrain通りで何万、いや何十万費やしても、
正解になんて辿り着けないのではないか。



俺の見る目がないのか？
それともここにある商品は全部詐欺なのか？



何も信じられず、
自分の能力も信じられず、
自己嫌悪に陥りながら歩き続ける。

夕暮れ時、暗い気分にまみれた俺を
沈みかけの鮮やかなピンクの太陽が
嫌みのように照らしていた。


丸い石を蹴りながら帰路に着く。



なんて蹴りやすい石なんだ。
まるで蹴ってもらうために置かれた石のようだ。

いや、そんなことはどうでもいい。



また無駄金を使ったことは
妻になんて言われるんだろう。。

そんなネガティブなことばかり考えながら
惰性でスマホを開き、Twitterを覗く。

とあるツイートに目が止まった。

それがこのツイート。

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ぶっ刺さった。



ぶっ刺さりすぎて
なんだか嫌な汗が湧き出てくる。


完全に俺じゃん…
答えだけ求めてBrain通り歩いてた…


ツイート作成者には申し訳ないが
いいねもRTも押せずスクショをする。


なんか希望が見えた気がした。
うまく言語化はできない。


でも光が見えた。
それだけは言える。

もうアラフォーと呼ばれる歳だが
意識高い系大学生のような、

「なんかいけそう」という
根拠のない自信を感じていた。

惰性で見ていたTwitterは閉じ、
スマホもポケットにしまい、
蹴っていた石はいつの間にか見失っていた。



空を見上げ、
初めて夕焼けの美しさに気づいた。

・・・

・・・

・・・

いやぁ昨日はかなり妻に怒られた。



副業で稼ぐと伝えた当初は
応援してくれたんだけど…。



まあ無理もない。



それなりの金を使ってはいるものの
家でビジネスに勤しんでいる姿など
見せたことがない。



そりゃ妻から見たら、
というか客観的に見たら、


俺はBrain通りで頻繁に買い物をして、
すぐに捨て、諦めているだけ。


形も何も残らない
フィギュアを集めているような


そんな状態に見えているのかもしれない。



いわゆるノウハウコレクター。
まったくたちの悪い言葉だ。


でも、自分のためにある言葉なんじゃないか？
と疑いたくなるほどぴったり。



また、同じミスをした。
無駄金を使った。
いつも同じようなブルーな気分になる。



ただ、今日は少しだけ光があった。
希望が見えていた。


昨日見たツイート。
怪しい斜めうつむいた女性が呟いていた言葉だ。



「大事なのは答えを導く過程」



めちゃくちゃ刺さった。
自分が失敗している理由に気づかされた。



でも、

でも、どうやって答えを導くのだろうか？


まあ、とりあえず考えてみるしかないか。

なんて思いながら、
歩いて10分ほどのところにある
レトロな喫茶店の扉を開ける。


「1人で」


人差し指を立てながら
大学生くらいのバイトの子に
席に案内してもらった。

レトロな雰囲気で
オレンジ色の店内

昔の洋楽なんかが静かに流れている。



副業について既に猛反対となっている
妻には同僚と用事があるなんて嘘をつき
家を出てきた。


普段休日に1人で
外出なんてしないから

浮気？
怪しいセミナー？

みたいに怪しまれるかと思っていたが、


「夕食は？いるの？」


と聞かれただけで
外出するのは案外簡単だった。

意外と俺のことを信頼してくれてるのかもしれない。



昨日見た、うつむき女性アイコンの
ツイートを思い出しながら、


「副業」のファイルを開き、
ダウンロードしてある



「脳死テンプレ系」


の商品を久しぶりにクリックする。


今見てもノウハウコレクターの
本能を刺激する秀逸なタイトルだ。



これまではこれこそが答えだ！と
そういう視点でしか見てなかった。



ただ、今日は視点が違う。




「どうやってBrain通りのあの販売者は
この”答え”らしきものを導いたのか？」


『あの、お客様オーダーは…』


そういえばオーダーをしていなかった。


あ、すみませんと謝りながら、
「アイスコーヒーで」と答える。


これ以上ない無難なオーダー。



視線をパソコンの中にある
脳死テンプレに戻す。




「なぜこのテンプレという
正解を導いたのか？？？」



これを考えていくうちに
なんとなく共通点が見つかってきた。



ある人は

「LINE登録者だけが受け取れる
コンテンツを作ってそれを拡散部屋で回していこう」


またある人は

「1つコンテンツを作ってそれを
いいねRTのプレゼント企画で回していこう」

この2つの事例だけでもぼんやりと
俯瞰して見てみる。

「つまり何してんだ？」
「どんな目的があるんだ？」




これまでは

「あっそうなんだ。
そうすればいいんだ」

としか感じていなかった。



今改めて見てみると、



「結局これってLINEに誘導する行動だよな？」

みたいな共通点が見つかってきた。


そして気づく。
そういうことか。
勘違いしてた。

これに気づいた瞬間、
背筋にイナズマが走るような感覚を覚えた。




「具体的な正解」なんて
”発信者によって”違うんだ。


あるのは『大枠での正解』だけ。

「これをするべき」という構造上の
正解はあるけどその目的を果たせれば
どこでどんな手法を使ってもいい。

めちゃくちゃ簡単に、シンプルにすると
「売れればいい」これだけなんだ。



なんか高揚感がある。


もう俺は十分おっさんの歳だけど
大人の階段を登った気分。



カップを手に取り、
コーヒーを舌でゆっくりところがす。


少しばかり自分の成長を感じたからだろうか。

苦いと感じていたコーヒーから
ほんのり甘い後味を感じた。

この事象と事象、
テンプレとテンプレ、の
共通点を見つけることが


『抽象化』



だと知ったのは喫茶店での発見から
数日後のことだった。

たまたま、本当に偶然聞いてみた
Twitterのスペースでこれもまた
誰だかわからない発信者が




「抽象化」

という単語を連発していたのだ。

抽象化…


抽象化…


わかるような、わからないような、



曖昧でモヤモヤした。


やっぱり人はジグソーパズルが1ピース
なければ埋めたくなる生き物なんだな。


そのモヤモヤを
埋めるために調べてみた。

[抽象化　意味]

と入力し検索を力強くクリックする。



概念にするとか、
俯瞰してみるとか、

フワフワした曖昧な情報の波を
通り過ぎ行き着いたのが、



喫茶店で自分がやってた


「これとこれの共通点これじゃね？」


という行為。



どうやらこれが”抽象化”らしい。




うん。これだ。

俺はこんなことを考えようとも
していなかった。


「Aだよ！」と言われたら、
「なるほど、Aなんだ！」としか
受け取っていなかった。


そりゃBrain通りでカモにされるわな


もう落ち込むを通り越して
呆れて苦笑した。




でも今は違う。


Aだよ！と言われたら、
共通点を探していやBもCもできるよね？

と考えられる。

過去の俺は『点』でしか情報を捉えなかった。


だから、テンプレの中に俺の嫌いな
「動画コンテンツの作成」があったら



『これは俺には合わなかった』



と投げ捨てていた。



違う。そうじゃないんだ。


やってることは同じなんだ。


文章のコンテンツでも、
動画のコンテンツでも、


「うわー。やっちまった。」

沈黙のオフィスに
俺の後悔の声が響く。

脳内で自分の振り返りをしていたはずが
思わず呟いてしまっていた。


ドキッとして
慌てて周囲を見渡すが幸い誰もいない。

胸を撫で下ろす。

そこからはひたすら抽象度を上げて
解釈をする練習をした。


「つまり？」
「目的は？」
「どんな要素？」


情報を点として捉えないように
癖をつけるという言い方が正しいのかもしれない。

電車広告でも、
テレビのコマーシャルでも、
Brain通りの販売者の勧誘でも、



こういう視点で見てみると、
街中ビジネスのヒントだらけで
生活の全てがインプットになっていった。

この抽象化の思考に気づいて、
もう2ヶ月ほど経っただろうか。

毎日のように雨が降っている。

梅雨に入ったらしい。


これまで雨は湿度が上がるから、
ベタベタするからと嫌いだったが、


最近は雨の日にしか見えない景色が
色々あるよな。と気づいて好きになりつつある。


特に苔なんかは雨の日には
一際光り輝いて見える。



雨が上がって陽が差し込んだとき
反射して鮮やかに光る苔は、

未来への希望と
心の安らぎを同時に感じられる。


こんな風に思えるのは
俺が歳を食ったからなのか、
新たな視点で物事を捉えるようになったからなのか。


会社で駒のように使われているんだろうな
と容易に想像できるような人たちとすれ違う。

雨に濡れるし、湿気でベタつくし、
気分もどんよりするし、

雨が嫌いだ。という顔をしている。

とても憂鬱そうだ。


魂が抜け、未来に光も見えず
抜け殻のように見える。



そんなことを思う俺は数ヶ月前までは、

社会に揉まれ希望を見出せなくなる
ただの抜け殻に過ぎなかった。

抽象化した視点でものを見ると
不思議と、


「俺のビジネスにどうやって生かせる？」


みたいなビジネスシーンでも
想像できるようになってくる。



応用できるようになったというべきか。



今だから気づいたことだけど、

俺が買い漁っていた

「〇〇テンプレート」
「〇〇フォーミュラ」


みたいなものは俺にとっての正解でも
俺のための導線でもなんでもなかった。



ただ、この販売者の正解だっただけ。

販売者が通話セールス得意だったら
テンプレの中に組み込まれていたし、

動画コンテンツ作成が得意なら
それがテンプレの中に組み込まれていた。

手段を選ばずとにかく売れって
マインドセットを叩き込まれたこともあった。

ただ、全部俺の価値観にぴったりでは
なかったし俺の不得意なことも多々あった。

で、それを見るたびに


「これはなんか違う」


と投げ捨てて
新しいテンプレを探し続けていた。

俺にぴったり合う販売導線なんて
この世に存在しない！


最近俺はやっとこの結論に行き着いた。



長旅だった。
苦しい旅だった。
無駄金を沢山費やした。

Brain通りを歩くと、
過去の俺のように


〇〇テンプレの看板に
脳汁を垂らしてる奴が何人もいる。


違う。それは君にとっての
正解でも答えでもなんでもない。



君の求めている正解は、


抽象化した情報を
自分の特性に合わせて当てはめることで
やっとできるんだよ。

それを具体化すると君に
ぴったりの販売導線ができるんだよ。

こんな偉そうに説明できる頃には、
俺も自分に合う導線を作り一丁前に
会社員の2ヶ月分の月収は稼げるようになっていた。

俺は自分に合う導線ってのを
なんかキラッキラと、宝石のように
輝いたものだと思ってた。

それはもう恋愛ドラマのカップル
みたいにいつか奇跡的な出会いができる。


突如出てきたレッドカーペット。

進むと自分の妄想通りの
テンプレと奇跡的な出会い。


そしてそれを実行した先には
輝かしい未来が待っている。


心身ともに縛られる仕事をやめ、
時間、精神、経済、全てにおいて
自由なそんなキラキラした生活が待っている。



そんな物語を妄想していた。




でも現実は真逆。




こういうと夢を潰すかもしれないけど
とんでもなく地味だった。

大きさもまばらな石が散らばり
景色も悪い、天気も曇り、


そんな歩きにくいし
地味な道を進み続け、

やっと手にした石を磨いたら
少しずつ輝きだしダイヤモンドになる。

そんな感じ。
ある意味めちゃくちゃリアルだった。


抽象化、応用、具体化、
そんな思考を繰り返した先に
自分に合う導線はあった。

そんなことを1人考えながら
歩くいつもの帰り道は、

雨が止み水溜りに夕焼けが
反射して派手なピンクが俺を照らしている。

左を見ると大きな虹がかかっていて
なんともいえない幸福感を感じた。


それから数ヶ月…

俺が形のないものを集める
コレクターだった頃は




ビジネス自体を毛嫌いしていた妻も
最近は文句を言わず応援してくれている。


結局結果なんだよなぁなんて感じながら
あのレトロな喫茶店の扉に手を。

パートだと思われる女性の
案内で席に着く。

店の角で店全体を見渡せる位置だ。


このレトロな喫茶店特有の
オレンジ色の雰囲気が好き。



いつものようにメニューも開かず

「じゃあコーヒーで」

とオーダーする。


もはや習慣となった
3つの思考（抽象、応用、具体）を元に、

ワクワクしながら
新たな導線を構築する。

充実している人生だ。




そう噛みしめているところで

「お待たせしました
コーヒーになります」

と店員の女性が伝票を置く。


第一印象は苦味。
舌の上で転がしていると
酸味を感じる。

そして最後はほんのり甘さが残る。

そんなこの店のコーヒーが好きだ。

収入格差を広げているのは、
個人の能力や人脈なんかではない。

もっと、幹の部分。

「情報や事象をどうしたら
自分が使えるようにできるか？」
という考え方。

知ってるか、知らないか、でもない。

使えるか、使えないか。この世界。

これに気づいてから収入も幸福度も増した。
だからこそ、テンプレなんかではなく
まずその思考を教えられるようになろう。


オレンジの明かりが俺を照らしていた。


「おめでとう。やっとスタートラインに立てたね」

と語りかけるように。

画像

最後に


ここまでお読みいただきありがとうございます！

この小説のようなコンテンツは
初めての試みでしたので、

上手くない部分が多かったんじゃないかなと思います。


なぜ小説のような語り口調にしたのか？



1つは、

『思考』という初心者が避けがちな
テーマを扱う上でまず読んでもらいたいと
感じたからです。

今回お伝えしたかったことは、

「正解は存在しないんだよ」
「抽象化・応用・具体化が重要だよ」

ということです。

でもこれをいつもの普通の文章で書いていっても
小難しかったり、理解できなかったりで、
困る人も多いかなと思いましたので、

今回は、誰でも簡単に読み進めてもらうために
それによりメッセージを受け取って
もらうためにこの語り口調にしました。

もう1つの理由は、

普通にコンテンツを作っても
面白くないな〜と感じたからです。

色んなコンテンツ（記事）を見ましたし
作ってきましたが、

最近はなんか同じコンテンツに見えて
つまらなさが増していました。
（ビジネスウーマンとしては失格なのですが…）

なので単純に小説で書いてみたら
面白いだろうな〜

小説が書けるようになりたいな〜

こんな個人的な思いからこの語り口調にしました。

…とはいえめちゃくちゃ重要なことを
お話ししてるのでしっかり復習しておいてください笑

ぜひ、感想のコメントをいただけると
めちゃくちゃ嬉しいです！

個人的にもっと上手く書けるように
なりたいのでまた書こうと思います。

それでは，これで終わります。

 

最後までお読みいただき，ありがとうございました♪

 

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